カテゴリー別アーカイブ: Web

2012年は激動の年であって欲しい、そんな想いで新年を迎える!


皆さん、明けましておめでとうございます!
昨年は本当に皆様にお世話になり、無事過ごすことができました。

図1

例年であれば年賀状サービスを使って近しい人には送っていたのですが、今年からそれを止めることにしました。代わりと言ってはなんですが、ブログで今年に向けての想いをお伝えしたいと思います。また、例年は一年の締めくくりでブログ投稿していたのですが、それも止めてみました。なんか違うことをしたかったんです。

*

2011 年は本当に多くの悲しみ、苦しみ、徒労を経験した人が多かったことでしょう。私もブログで何回そういうコメントを書いたかかわからないくらいです。でも Life Goes On あるいは The Show Must Go On なんです。特に IT を仕事にしている人間のすべきことは IT で人が幸せになる、より具体的には仕事や生活を便利にし、次のステージに進むための最高のパートナーとしての IT を広めることに他なりません。この初心に返り、今年は活動していけたらと思います。

☆昨年の自分を振り返ってみる

昨年まで私はマイクロソフトの Web 技術、特にインフラ部分としての Web サーバーを語ることが多かったです。それまでの経験値も進化著しいサーバー技術を支援する活動が多かったわけで、これは必然だったと言えます。まぁ 高添や安納がインフラ方面はなんでも語るので彼らが絶対に手を出さない(出そうよたまにはと言い続けてきましたが)領域としてのWeb サーバー、アプリケーションサーバーを主戦場として色々やってきました。

まぁ この領域は中途半端になりがちなんですよね、しかし。というのは、開発者向けの Deep な話の中で路傍の石のように語られることもあったり、インフラとしては花形は OS そのもの、特に Active Directory や Hyper-V の影で本来日本では非常に多い業務アプリケーションの稼働プラットフォームなのにもかかわらず、しっかり語られない本当に縁の下の力持ち、そこを気にする人も AD、仮想化、開発手法に比べれば圧倒的に少ないわけです。そこを担当されて興味を持っている方は逆に熱い方が多いというのもありますね。

少し脱線すると、、、

語られないことには理由があって、アプリケーション プラットフォームのチューニングというのはインフラで完結する製品とは大きく性格が異なります。それはほとんどがマイクロソフトが書いたコードである後者とは違い、大きく、多大に皆さんが開発するアプリケーションの内容によってパフォーマンス一つとっても影響を受けるからです。プラットフォームの設計指針として自由度が高いことを開発者は望むことが多いのですが、それを実現すると今度はサンドボックスのようにがちがちじゃないと提供しにくい情報を欲する、そんなエリアなんだと思っています。それが今のマイクロソフトの開発プラットフォーム、特にサーバー側の状況だと思います。だからこそ現場の皆さんの経験値が価値あるものになり、プロフェッショナルな皆さんの付加価値になっているともいえます。

*

実はエバンジェリストのチームの中で Web プラットフォームを扱う専門チームがあるのは日本だけの特殊事情なんですが、ようやくクライアント側も一緒に着手できるようになり、Silverlight や IE をがっつりやろうかという矢先に地震。日本語版の IE9 のリリースもズレたのは皆さんもご承知の通りです。でも MIX というイベントに合わせてこれまでに全く無かったオンラインでの情報提供を visitmix.jp で行ったりと春日井との連携プレイなんかも生まれました。で、7月から本格的に IE と HTML5 を担当することになり、そこから私のクライアント技術のリハビリが始まりました。と同時にインフラ系ではなく、開発系の話をする意図で開発者向けの情報提供、デベロッパー エバンジェリストになりました。

以前 MVP の方の集まりがあった時に 「ASP.NET を学ぶために必要なことは?」という話が出たことがあります。ここでの一致した見解は、「ASP.NET というのはプラットフォームの名前であって、言語ではない」「つまりは、初めての人にとってはバックエンドを書く C# や VB と言った言語の勉強をする必要がある」「むしろ重要なのは HTML や CSS などの Web を構成する要素技術の方では?」という話になりました。ある意味、この重要な要素を担当することになったわけです。

*

マイクロソフトが HTML を語る、それが多く行われたのは Windows 95 ~ Windows 98 のころだったのではないか、そんなことを想いながら、どうやってマイクロソフトの立ち位置を皆さんに伝えていくか、悶々とする数か月がそこから始まりました。さらに、Build において “Windows 8” で HTML、CSS も開発言語に加わる発表がされた時、「見えた!」と思いました。しかし、マイクロソフトのマーケティング戦略が変わり、エバンジェリストが広く、早く 伝えていく翼をもがれてしまいました。これは情報開示の大戦略転換なので、「言えない」ことが「言う」ことが仕事の人間にとっては苦痛でしたが、しかし、確かに情報が氾濫している現在においては有効な戦略であり、”Windows 8” について語るのは控えたのは皆さんもご存じのとおりです。

そういう観点では MVP Open Day でセッションを持った時にはそういうことになるとは夢にも思ってなかったので、MVP 各位は内容に不満だったでしょう。今だから明かす真実です。質問に答えれるのに答えれない、こんな経験をするとは思いませんでした。(笑) ただそれだけ MS が ”Windows 8″ にかける想いが強いという捉え方をしていただけるとうれしいなと思います。

*

HTML5 に関しての活動が表だって大きくできなかった反面、昨年のラスト 3 か月は一生懸命に動きまわっていたものがあります。それは IE のピン留めです。今までも鈴木(章)あたりが色々な場所で話をしてきていたのですが、本格的に IE のマーケティング チームとがっつり組んで色々と仕掛けていく、そんなステージが来ました。

IE のピン留めは単なる Meta/Link タグおよびJavaScript 実装なので別に第 5 世代の HTML を活かしているわけではありませんが、Windows 7 の伸びが引き続き予想される中、IE9 が増加するのは間違いない状況で、それらのお客様と Web サイト運営者の架け橋となる面白いプラットフォームです。これは各所のブログで書いていたりするのと同じです。

私はこれをじっくり眺めた時、「PointCast だ!」と思いました。発信者が Push で情報を届ける、それができるなというのが第一印象。何故なら Web のイベントモデルを活用しつつ、リンクを動的に切り替える、しかも Web 製作者側が制御できるからです。これを使わない手は無いし、その効果を伝えなければいけないとマジで思いました。

ということで多くの場面でピン留めを宣伝もしてきたし、引き続き皆さんの方でも採用をご検討いただければと思います。タダですし。実はこれまでユーザーの操作性を上げるために社内の業務アプリケーションでデスクトップにショートカットを設ける設計を何度となく見てきましたが、もっとスマートにこの機能を使うと実装できると思うし、アプリケーション オーナーが伝えたい情報をジャンプリストで届けるというのも悪くないんじゃないかなと思うんです。

ということでインターネットでサービスをされている Web サイト様には引き続き提案を続けます。

☆今年の自分を占う

さぁ 2012 年の話を書きましょう。

どう考えても「言えない」が終わるので、明らかに次期 Windows の活動が増えるのは間違いないでしょう。サーバーも同時リリースなので IIS8 の情報提供もありますし、ASP.NET だってバージョンは上がるわ、IE/HTMLに至っては相当カバー領域があります。無論 IE10 そのものの情報提供ももっとしっかり始めると思うので目にする機会も増えることでしょう。

重心ということで言うと Windows 8/ IE10 、特に HTML 領域かな、やっぱり。まぁ よく人に器用だと言われるのですが、(悪く言うと中途半端ということ?といつも思うのですが)担当すべきところをしっかりやる、そんな一年になりそうな気がします。

“Windows 8” は情報発信の仕方もさることながら、その秘めたパワーは

・ネットワークというものをユーザーに意識させた「Windows 95」
・安定感、安心感を届けた「Windows 2000」
・セキュリティを意識することとなった「Windows XP」
・新しい挑戦をした「Windows Vista」
・挑戦が現実となった「Windows 7」

と並べてみた時に、Windows 95 が登場した時のインパクトに近いかもしれません。タッチが本流に入ってくるとともに、今までよりもさらに色々な形状のデバイスが登場する土壌になることでしょう。しかも Build の配布された PC では AT&T さんのチップで通信もできるものだったので通信インフラとの融合という意味でもこれまでとだいぶ異なる様相になることは間違いないでしょう。

Build でも Steve Ballmer がサプライズで登場して発言したように、今もってなお世界で一番多いデバイス数を持つ Windows の規模感、これをうまく活かして新しいビジネスも登場してくるでしょうね。

私の今年のお薦めは間違いなく、次期 Windows。サーバーも Hyper-V が進化して高添もやるき満々ですし、私もクライアント、サーバーを含めて今後の Windows の行方を皆さんと見守りたいと思います。

ということで、皆様 2012 年もよろしくお願いいたします!
そろそろ写真も違うものを使おうかと思いますが、とりあえずはこれで。(笑)

無題 

奥主 洋
Hiroshi Okunushi

広告

【IE10】 PowerPoint を使わなかった?!そうです。解説します。


HTML5 に大きく関わる IE の話をするのにやはり PowerPoint で従来のプレゼンをするのは一回離れてみようかなと思って、今回はブラウザーで動作するスライドショーを 9 月に米国であった BUILD というイベントから持ってきました。

BUILD では Web サイトのパフォーマンスに関係するセッションを担当していた Jason Weber(IE Program Manager)が実は PowerPoint を使っていないんですね。それをなんとか日本でやりたいなと取り組んだのが今回のものです。

結構そういう JS って探すとあるんですが、簡単に使えるという点で非常に Jason の実装はよかったです。なので、ここで内容も含め、公開したいと思います。でもその前に少しだけ脱線します。


最近 エバンジェリストという仕事柄、やはりプレゼン手法の本というのは新しいのを見つけると読み漁っています。なんか PowerPoint が悪の権化みたいに、よくみられる Bullet が複数書いてあるスライドが悪いという論調を見かけます。

でも「プレゼンをすること」、というアクティビティを実践する上で、多くの人はそれを仕事にしているというよりは、時々そういう局面が訪れるケースの方が多いんじゃないかと思います。PowerPoint はそういうケースでとても強力な味方であり、どんどん便利になっているのでプレゼンという難しい仕事の敷居を下げてくれる素晴らしいツールです。

ただ、そういう論調の中でとても同感な点はいきなり PowerPoint で作り始めることの危険性です。面白いことに同僚のエバンジェリストも人気セッションを実施する人ほど、紙のメモが机の上で洗練される時間が長いということです。ホワイトボードでもいいです、もちろん。骨格とメッセージがしっかりしていないプレゼンは聞いていて疲れますし、メッセージが伝わってこないからこれは皆そうすべきかなととても思います。私もできるだけそれを実践するように最近はしています。

実は昨年、菅原美千子先生にプレゼンを教わるとても幸運な機会があり、この辺のテクや考え方という観点では随分勉強できました。

「悪いのは道具ではない、それを使いこなす人間の実践方法である」

ということを一応書いておきたいです。マイクロソフトのエバンジェリストで素晴らしいプレゼンをする人はとても開発コード満載のデモをするケース以外ではスライドをうまーく使います。そういう前提にたって、今回のプレゼンの仕掛けを解説したいと思います。


Jason にも公開することを了解してもらいましたので下にそのままパッケージを張り付けることにしますので「色々といじって自分のものとしてどんどん使ってください。」(Jason 談)

BUILD の Jason の仕掛けは実は IE TestDrive で公開されているんです。http://ie.microsoft.com/testdrive/Performance/BUILDPerformanceTricks/Default.html

PowerPoint でも作り方によってはそういうのもやりますが、241ページのセッションってそれだけで強烈ですよね。びっくり

もちろんコードを読みながらそれぞれパーツをダウンロードをしてもできるんですが、Jason の好意もあり、ここから Zip したパッケージのダウンロード方法とその解説をします。

○ パッケージをダウンロードしてください。
SkyDrive においておきました。
リンク

○動作原理
基本的に Contents フォルダにある画像をシナリオに応じて JavaScript で動かす仕組みになっています。なのでスライドを作るのは今回私は PowerPoint でやり、PNG 形式ですべてのスライドを保存。「スライド」という名前がつくのですが、全部念のため「Slide」に名前変更し、Contents フォルダにコピーしました。

○ 使い方
/Contents/Slides.js 内を画像遷移に合わせて書き換えます。
あとは Root にある default.html を実行するだけです。Web サーバーにおいてももちろんOK。

image

それだけです。簡単でしょ?スマイル

よーく中身を眺めて面白いなぁと思ったのは、もちろん画面の遷移の実装ではあるんですが、実はあれ?と思ったのは Default.html 内の下記の箇所です。

<div id=”NextSlide” onclick=”presentation.NextSlide();” onmouseover=”this.style.cursor = ‘default’;” title=”Next Slide (N) or Right Arrow”>S</div>

で、時々 ← が S と表示されるんですね。どうやってるんだろうと思ったら、Presentation.css を見たらなんと BasicShapes という Web フォント(woff) で表示してるんですね。あれま。

物江が下記のブログで解説していますのでご紹介しておきましょう。
http://blogs.msdn.com/b/osamum/archive/2011/06/06/web.aspx

この仕組みを使うのはこれくらいでできてしまうので、楽しんでいただければと思います。それでは、それでは。

います。それでは、それでは。


そうそう。このサンプルはデモしやすいようにピン留めの実装コードも入っているのでそこもうまく使ってくれるとうれしいかな。

高精細アイコンや←→の色彩

<link rel=”shortcut icon” type=”image/ico” href=”./application/images/favicon.ico” />
<meta name=”application-name” content=”IE10 セッション” />
<meta name=”msapplication-starturl” content=”
http://localhost/?pinned=1″ />
<meta name=”msapplication-navbutton-color” content=”#000000″ />
< meta name=”msapplication-window” content=”width=1280;height=800″ />
< meta name=”msapplication-tooltip” content=”ピン留めしよう!” />

静的ジャンプリスト

<meta name=”msapplication-task”content=”name=Beauty Of The Web;action-uri=http://beautyoftheweb.jp;icon-uri=./application/images/favicon2.ico” />
< meta name=”msapplication-task”content=”name=ピン留めでリピーターを増やそう;action-uri=
http://buildmypinnedsite.com;icon-uri=./application/images/favicon2.ico” />
<meta name=”msapplication-task”content=”name=IE Testing Center;action-uri=
http://samples.msdn.microsoft.com/ietestcenter/default-JA.htm;icon-uri=./application/images/favicon2.ico” />
< meta name=”msapplication-task”content=”name=IE10 Developer Guide;action-uri=
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh673549(d=lightweight,v=VS.85).aspx;icon-uri=./application/images/favicon2.ico” />
< meta name=”msapplication-task”content=”name=IE10 Test Drive;action-uri=
http://ie.microsoft.com/testdrive/;icon-uri=./application/images/favicon2.ico” />

当然、これの詳細を知りたい人は http://buildmypinnedsite.com へ。

【PHP】 PHP on Windows ガイドライン ひとまず一段落


半年くらいでまずは想定した分量を完成させよう! と始めた PHP on Windows ガイドラインですが、震災で色々な作業や副次的な仕事が舞い込んだ結果、最終的に 6 月末までかかってしまったものの、ひとまず完了です。

本日 第5章を公開しました。

PHP on Windows ガイドライン (ドラフト)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/iis/gg535422.aspx

実はこの 5 章のテーマに関しては物江と結構ディスカッションしました。というのは我々に本当にベストプラクティスが書けるか疑問だったからです。実際に実践で数十ものサイトを立ち上げているわけでもないですし、元になる英語の記事が単なる羅列であって、構成があまりイケてなかったこともあります。

でもここまでの章でまとめてきたように、 Windows で PHP の環境を作ることは非常に簡単にできる点をより多くの人に知って欲しかったですし、あとどうしても必須で読んでおいて欲しい記事としてあがっていたものでもありました。なので、色々なフィードバックがあるのを承知の上で第 5 章を書くことにしました。なので、実際に有償でコンサルタントが提供するドキュメントのクオリティでもなんでもないですし、読み物として読んでいただくことだけを前提に書いています。

====

このガイド シリーズが一段落したところで、ちょっと PHP を Windows で動かす観点で雑感を書いておこうと思います。

確かに IIS を使用した場合に PHP を動作させる環境として Apache と全く同じになるわけではありません。それは多くの PHP アプリケーションが OS や Apache に関わるモジュールだったりとか機能を使用しているからで、PHP のレベルで抽象的に吸収できていないエリアがある場合には当然起こりえます。

IIS の開発チームも IIS+PHP の推奨構成を考えるときに当然そこは考慮した点なのでしょう。それまで IIS では最速と言われていた ISAPI モデルを使うことに固執せずに FastCGI のモデルを採用しました。つまり、実際に PHP アプリケーションが動作する際には PHP のランタイム(php-cgi.exe)上で動作するようにしたことで、PHP が動作する際の他のプラットフォームとの差異は最大限減らすことができたと思います。

あとは Web PI の着眼点も良かったと思います。もうすでに色々な環境を構築しているところにさらにインストールすると色々と起きるかもしれませんが、実際に PHP の環境を作ってみると本当に 5 分以内でさくっとカップラーメンの出来上がりを待っている感触で環境ができます。それこそ IIS と PHP の環境だけだと 1 分くらいでできてしまいます。PHP の入門書にはぜひこのオプションも書いてくれるとうれしく思います。

この感覚が非常に大事だと私は最近思っています。というのはクラウドの時代になってくるに連れ、環境構築は本来考えないでよくなり、上で動作するアプリケーションの内容と質が問われるからで、そこを意識する必要がないのが理想的だからです。また、クラウドの話でよく出てきますが、今までは考えられない短期間でここまでのものを作ったとかいう話がより多く聞こえてくるようになりました。

そのために各プラットフォームの提供者はユーザーが意識しないでもいいように努力し続けなければいけませんし、逆にユーザーはアプリケーションのクオリティをさらに高みに持っていけるようにするのが本質論でしょう。マイクロソフトは今 盛んに Azure 上 で PHP も使えるという記事、講演、宣伝を色々としているのが目にとまっているかもしれませんが、本質論はそういうことなんだと思います。本当の意味でそうなるにはまだまだ努力していかないとダメですけどね。

Azure 対応の Web PI、Azure 上でのマルチ インスタンスを意識した Web Deploy サービスを作ってくれるように日本法人からは Azure 開発チームに要望を出しています。これが実現できれば本当にクラウドに数分で環境ができ、しかもサイジングを意識しないでもいい世界が来ます。やってくれると思うんだけど、さてどう出ますか。

もう一つの観点では CMS の利用が挙げられると思います。Web の世界では本当に物事のスピードが速いなぁと感じている点でもありますが、一から作るのではなく、ありものに手を加えるというのが実際に多く行われています。システムの規模に応じて必要な機能要件や非機能要件の幅は異なるわけで、それに応じて既存で存在するありものの価格も変わります。だからフリーミアムな発想も出ますし、その価値がわかる人には当然素晴らしいものであると気づくと思います。マイクロソフトの各サーバー製品などもほぼその道筋に沿ったものであると言えると思います。

企業向けのシステム インテグレーションのお仕事で育った私は SI コアという用語に以前反応していましたが、要は横展開できるものを作らないとスケールしないということにみんな気づいていて、形は違えどパッケージ ビジネスなんかもその一つの潮流でしょう。だから「歴史は繰り返す」わけですが、人月で人ひとりの工数を売っているレベルを脱却しない限りは 1.0 は 1.0 であって、非効率を効率化することで 1.2 くらい、サービス残業で 1.5 や 2.0[あまりこのレベルの人いないで欲しいけど現実的には。。。 (+_+)] になるだけです。横展開すればそれが 2 にも 10 にもなる可能性を秘めているわけですね。

世の成功者はこの原理に気付いてどんどん先に進んでいき続けている気がしますが、果たして皆さんの周りではどう物事が進んでいるでしょうか。

プラットフォームの選定には本当に様々な要素があり、複雑です。ここに書いたようなことを考慮すると「PHP を Windows で使う」ということは本当にミクロな話であり、どうでもいいと思う人もいらっしゃるかもしれませんが、選択の幅が広くなることはいいことであり、フィットするシチュエーションがあれば使えばいいのだと思います。

でもまあ自分の子供のように 2006 年から接してきた IIS7 については「使ってみればわかるのになぁ」という要素も多いので、まだ触ったこともないという方にはぜひ試していただきたいですけどね。(^o^)

ちなみに IIS7 はいつごろ登場したかというと、まずはクライアントの Windows Vista のベータ前のビルドから情報発信を始めました。ということは。。。。。。
ここは私も情報を持っていないので皆様の想像にお任せすることにしましょう。

【WebMatrix】 ASP.NET の CMS だってオープンソースの仲間


マイクロソフトというと「お金がかかる」、そういうコメントをよく聞きます。でもなんか正しくない認識だと思う。確かにソースを公開しているかというと CodePlex や CodeGallery に公開しているものでなければ公開していないものが多い。でも実際にながーいコードを自分で責任でいじくることができる人は全体からすれば限られていると思います。それから組織内環境でよく使われている .NET の方が案件の単価も高い可能性もあります。

むしろ WebMatrix と関連する IIS Express、SQL Server Compact(SQL Server Express も無償)、ASP.NET Web ページ、.NET Framework のどれをとっても OS 以外は無償なもので組合せが可能です。本当に高度なことをしようとすると確かに有償の Visual Studio が必要だったりしますが、多くの方、特に学びモードのときはそれこそ Visual Studio だって Visual Studio Express という無償版もあります。でも今 必要とされている動的なコンテンツを作ることを学びたいのであれば、これらでも十分勉強ができます。

最近 オープンソース = PHP、Perl、Ruby、Python など言語の名前が聞こえてきます。実はデバッグで中に入っていくことはできるはずですけど、確かに ASP.NET 自身はソース公開していません。でも上記で書いたように ASP.NET 自身はそうでも、その上で動くアプリケーションにはいわゆるオープンソースのものが結構存在し、最近の潮流では ASP.NET 開発をする際にもこうしたアプリケーションを利用することが特に米国ではメジャーになってきています。

DotNetNuke、Umbraco、Orchard。マイクロソフトからはこれら無償 CMS の情報が凄く発信されていると思いますし、これから増加するはずで、Azure も絡めたメッセージが増えていくことは間違いありません。全部 Web PI、WebMatrix で利用可能です。言語が C# を使っているだけの話で、SQL Server(Compact でも Express でもいい)をデータベースとして使用しているだけです。これからここはどんどんマイクロソフトもプッシュしますし、おそらく利用者が急増すると思います。そして、7月からは私の周辺でもこうした話を多く発信していくことになると思います。

こんな状況の中、まずは WebMatrix と一緒に登場した Razor 記法、@で動的な処理(サーバー処理)を記述する以前の ASP(拡張子が.asp)のような仕組みですが、これを解説する無償セミナーをやる予定です。DotNetNuke や Umbraco で今後仕事を増やしたいと思う方はまずはその前提としてこのセミナーを”今”受講いただいておくと必ずや後で役に立つと思います。私たちもそう思って、動的な Web コンテンツを作る勉強をする人も思い浮かべながらこのセミナーの企画をしました。


Tech Fielders セミナー 東京 「簡単、簡潔、スピーディー! WebMatrix を使った ASP.NET Web ページ開発手法」
参加費:無償

マイクロソフト 品川グランドセントラルタワー 31 階 セミナールーム C+D
JR 品川駅 港南口よりスカイウェイにて直結 徒歩 3 分、京浜急行 品川駅よりスカイウェイにて直結 徒歩 6 分

6/17(金) 14:00 ~ 18:00(受付は 13:30 から)


Razor 記法の面白いところは、実は ASP.NET MVC を使った本格的な ASP.NET 開発にそのまま持ち込めることで、以前の ASP → ASP.NET Web フォームのように完全に別のものを学ぶという流れになっていない点です。なので Razor を今 学ぶといいんです。

WebMatrix のセミナーも結構やりましたけど、実際に PHP を使うシナリオも面白いし、勉強のシーンでは凄く使えると思います。でも来ていただいた多くの方の反応はむしろ Razor とか ASP.NET Web ページのもっとしっかりした教材がほしいとか、もう少し応用の効くセミナーをしてほしいというものでした。例えば派遣で仕事をされている方の中からもそういう声が結構ありました。なのでこのセミナーをやります。

ASP.NET の世界でも無償の世界がある、そんな話でした。(*^_^*)

【HTML5】 HTML5 は今? ちょっとイベント参加してみませんか?


私と言えばマイクロソフトの Web サーバー = IIS な話、PHP を IIS で動かす話、あるいは WebMatrix な話をする人っていうイメージがあるかもしれません。あるいは Tech・Ed なんかに参加いただいている人であればほかの話をする光景も見ていただいていますね。

実は自分自身、IIS の次の大きな研究テーマを何にするかずっと模索し続けて Hyper-V  の話したり、まあ色々とやってきました。今回の MIX をきっかけとして HTML5 にも携わるようになったのですが、結構これが自分としてはインパクトが大きいなぁという感触に今 あふれています。

HTML そのものはもちろんインターネットの始まりから存在する重要な存在であり続けたのですが、巷で言われている HTML5 の領域というのはマークアップの定義では無く、もっとはるかに大きなものだという話が私の心を揺さぶっています。CSS3 の影響も大きいです。

マイクロソフトもここへ来てブラウザー開発にターボエンジンを搭載したみたいで、IE9 から IE10 も見据えて、加速度的に HTML5/CSS 3 の対応の度合いを高めてきていますし、GPU を生かした猛烈なスピードアップも果たしてきています。

こんな状況の中、なかなか素晴らしい講師陣が勢ぞろいしたイベントをマイクロソフト主催で開催させていただけるようです。私も結構内容見てぶっ飛んでますが、いや 真面目にこれは心の底からオススメです。


6月9日 品川で開催、無償イベント

HTML5、作ろうぜ!
HTML5+IE9 Web Camp with Adobe
http://www.microsoft.com/japan/web/webcamp/


これは結構やっている 100名 クラスのセミナーではなくてイベントです。
定員も 300名 を予定しています。

MS の講師も 2人 私の所属チームから話をさせていただきますが、私は上で書いた心の動きもあって、実は 「Web 開発において HTML5 はまだ」と思っている方は、 白石さんのセッションをとにかくご覧いただくことをお奨めします。

このイベント、実は 3/4 – 3/5 に開催されていたオープンソースカンファレンス(早稲田で開催)でチラシをマイクロソフトブースで配布していたんですよね。多くの方が興味を持っていただいて、チラシをお持ちいただいたんですが、まさかその 1 週間後にあのような出来事があるとはもちろん想定しておらず、いったんこのイベントは中止になりました。

しかし、反響も大きくてやはり開催するべきとの判断がくだり、6/9 に若干元々予定していた内容とはその後の MIX の発表などもあり変更になっていますが、開催します。

このコラボはずっーとやり続けるタイプのセミナーではなくて今回とりいそぎ実現という形なので、これを見逃すとなかなかまた見れないかもしれないのでぜひ参加申込みしましょう。

早稲田でも質問されたので書いておくと、もちろん最初から最後まで見どころいっぱいなので私個人としては時間があったら全部見ておいて損は全く無いと思いますが、途中参加も可能ですし、予定がある方は途中退席も可能です。

いかがでしょうか。こーれは面白いと思いますよ。スマイル


実は MIX11 に HTML5 関連セッションに注目して見てきた関係で、下記のビデオで公開している話を 4/25 にやったイベント報告会で同僚の鈴木とともにしました。この中でもこのイベントの予告をしています。

http://channel9.msdn.com/posts/MIX11-Report-Japan-IE-HTML5

この辺の Web 関係の情報として http://www.visitmix.jp  も立ち上げてあるのでそちらもご覧いただいて、最新情報を追っていただきたいですが、何はともあれ今回ご紹介しているこのイベントをぜひ。

WebsiteSpark って知ってますか?


大概のケースで「マイクロソフト」と聞くと「$¥の香りがする」とか「高いでしょ」とかよく聞きます。(-"-) ここでオープンソースと商用ソフトウェアの議論を始める気はありません。でもぶっちゃけたことをたまには書いてみましょう。商用ソフトウェアに着目してちょっと書いてみましょう。


商用のいいところって何なんでしょう?実は「何かあった時に誰かのせいにできる」というのは大きなポイントなんですよね。積極的にソフトウェア開発をしていて、ソースにも大きく関わっている人からするとナンセンスかもしれませんが、多くのシステム開発者、特に自分よりも上役に報告するサラリーマンからすると実はこれは大きなことです。そして「現場の真実」です。IT の現場では誰の、あるいはどこの責任だ、だからそこが費用を持つべきというロジックが必ず存在します。そうじゃない現場にいるという方はレアケースで幸せです。情報システムの幹部がよほど開明あるいは革命的でなければなかなか無いでしょうね。

マイクロソフトの製品は種類がすごく多いので最近わかりにくくなっていると思うんですが、有償サポートは全製品が対象ですから、最後の砦としてそこに物申すことができるし、バグだと認定されるとサポート代もお返しします。特にこの部分ってこれ知ってました?意外と知らないんですよ、みんな。

だからビジネスを長期視点で理解しようとしている人は初期コストがかかってしまうという論理よりも長期的な視点でシステムの構成を考えます。欧米では当然のことになっていますが、日本ではそもそも最初にお金がかからない方にどうしても目が行ってしまうんですよね。


さて、ここまでの論法からするとだから高いソフトウェアを買ってくださいとなりそうですが、実はマイクロソフトの製品には無償のものが多く存在します。これも知ってましたか?

「有償だから試しにくい」というのは自然の理のように語られていますが、実は違います。だって無償のものが存在するし、フリーミアムな世界でご飯を食べている人もそういうロジックの中でビジネスしていますから。無償が存在しないのは OS だけ、しかも試すのであれば数か月使える評価版がちゃんと存在するわけです。その先も無償にしてほしいというのは試乗車に乗って帰ってそのまま自分の車にするようなものだからおかしな話ですよ。。。

ただ、最初に力を蓄えるためにフルスペックのものを使って、ほかのビジネスに展開する時に初めてお金を本格的に払いたいケースだってあるはずです。なので、2段階さらにマイクロソフトは道を用意しています。

・サブスクリプション
・Spark 3 兄弟

前者は TechNet や MSDN と頭につくもので、基本的に試験環境で使うために実際の製品イメージと製品 ID が提供されるものです。無論 有償のプログラムですが、実際に購入した場合に比べると全然コストが安い話です。MSDN の場合は実際に価値を生み出すソフトウェアを開発するための製品が存在するのでそこは別の議論なのでここではやめておきましょう。TechNet は製品を使うという観点での評価なので、すごく安く設定されています。評価版だと不都合なことが TechNet サブスクリプションだとかなり障害が少ないことでしょう。


でもまだタダがいいと論法は変わらないでしょう。ソフトウェアは善意によって誰にでも使えるものにすべきだと。そういう方はマイクロソフトの製品を最初から毛嫌いすることでしょう。

でもね、まだほかにもやってますよ。Spark 3兄弟です。

私は Web エリアの製品を担当しているので、WebsiteSpark について語りましょう。

商用の世界では無条件に無償にはできません。多額の研究開発費を投下した自動車がタダで提供されないのと同じです。でもその研究開発費の投下によってそれまでは考えられなかったような商品が生まれ、人々の生活を豊かにするのです。これはどんな業種でも一緒でしょう。

でも起業をしてさらに多くの人を幸せにするようなサービスやソフトウェアを開発する人々にも同じように初期コストを持ってもらうとそういう素晴らしい芽を摘んでしまうことになります。IT の設備よりもできる限り本業で目指しているものにフォーカスして欲しい、それがベンチャー精神を今なお持ち続けているマイクロソフトの考えのルーツです。

この考えから今 勉強のステージにある学生、起業をしようとしているビジネス、Web 制作を行うビジネスにそれぞれ着目してさらに有利なプログラムを提供しています。で、最後の条件のものが、WebsiteSpark ということになります。

http://www.microsoft.com/japan/web/websitespark/

【重要】WebsiteSpark のプログラム提供料 ($100) が不要になりました!!! WebsiteSpark は完全無償のプログラムです。

  • Visual Studio 2010
  • Expression Studio 4
  • Expression Web 4
  • Windows Web Server 2008/ R2
  • SQL Server 2008 Web Edition

これらが無償ということは本格的な Web システムを組めるわけで、あとは必要なのは電話代に類するようなインターネットの費用、ホスティングの費用になるわけですよね。まあデザイン系のソフトウェアは好みもあって、他社製品が必要かもしれませんけど、Expression Studio にはそういうソフトウェアも入っています。しかも Web 制作(WebsiteSpark)の場合、これを使ってお客様にビジネスをしていいと言っているわけですから使わないのはめちゃくちゃ損です。

しかも Windows のホスティングサービスも我々も頑張って拡充をお願いしていっていますからこれからますます面白いですよ。

何回かに分けて、上記のソフトウェアをシナリオ仕立てでどう使えるのかというのを書いてみようと思っています。上司に提案するネタになるようなわかりやすい話になれればと思います。

【Web】 米国ラスベガスで MIX が開催され、引き続き情報発信をしていきますよ


毎年 MIX という Web制作や開発者向けのイベントがここ数年開催されてきた。今年も同じように 4/12 ~ 4/14 に開催されていた。

通常は日本のどこかしらのイベントで、あるいは REMIX という名前のイベントで持ち帰った内容を日本語でエバンジェリストや外部の講師の方が解説するイベントをやってきている。

今年は少し趣向を変えたことをやってみた。

本家: http://live.visitmix.com

日本: http://live.visitmix.com/jp

という日本独自サイトを立ち上げ、そこで日本のエバンジェリストをはじめ、社外の方でも MIX に参加されている人やメディア関係の方もここで様々な情報発信をできるようにした。

また、Facebook ページも開設した。

http://www.facebook.com/mixjapan

少しマイクロソフトが関与しているサイトの割りにコンテンツが”柔らかい”のですが、これがまた MIX というイベントの雰囲気でもあるのです。

ぜひ楽しんでいただけたら「いいね!」してくださいね。

http://live.visitmix.jp の方も内容の更新を予定しております。

特に容易にここから基調講演ビデオを見れるようにしたいほか、日本で作成される関連コンテンツにすぐにたどり着けるようにうまく組み上げていきたいところ。

こちらのページもお楽しみに!